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HEAD2選手が表彰台へ。ボン、スーパー・コンバインドでクリスタル・グローブ獲得

HEADが表彰台2席:ボンとリーシュがそれぞれ2位、3位に入った。これによりボンが種目別優勝を決めた。

2人の友がベストの状態に戻った。リンゼイ・ボンの 『ラインをしっかりと』 という言葉に集約された滑りだった。これぞ観客が見たいと欲していたものだ。スーパー・コンバインドのタイトルがかかったレースでボンはきっぱりと決めに行った。素晴らしいパフォーマンスで偉大なレーサーに素晴らしい瞬間がやってくる。ダウンヒル・セクションでの勝利により、スラロームのパフォーマンスにも好影響を与え、ボンはこれで10個目のクリスタル・グローブを手にした。

フィニッシュ・エリアでティナ・マゼに次ぐ2位となったにも関わらず、ボンは喜びのジャンプをした!彼女の喜びを象徴するシーンだった。順位を大きくひっくり返すような霧のため、スタート位置が下げられた。これによりコースは短くなり、若干スラロームを得意とするスキーヤーらに有利に働くかと思われたが、100分の1を争う戦いとなった。スラローム・セクションでは太陽が覗き、雪を柔らかくした。

『素晴らしい日だった。』『ポイントで僅差というのは分かっていた。タイトルを獲るにはスラロームで良い滑りが必要ということも分かっていた。決して最高の滑りではなかったけど、最後までアグレッシブに行くつもりだったし、それが目標だった。スーパー・コンバインドのタイトル獲得は簡単じゃなかった。3レースだけだったからミスが命取りになるわ。』 とボンは語った。
マリア・リーシュにとって総合のタイトルは大きなものだ。『スラロームはベストな滑りを見せられなかった。だからリンゼイの滑りはコンバインドのグローブ獲得に値するものだわ。』 とリーシュは語った。『自分のレース、特にダウンヒルには満足している。だからビッグ・グローブに向けてポイントを積み重ねられるよう頑張るわ。』

先週オーレで膝を負傷した後アニャ・パーソンはスラローム・セクション出場を取り止めるか悩んだ。しかし、ダウンヒル・セクションでボンに僅かコンマ5秒少々という滑りが彼女に希望を与え、彼女もスラロームに全てを出した。その結果リッツ・ゲルグルの前の4位となった。これにより5位以内に4人のHEADレーサーが残ったのだ!

リンゼイ・ボンがグローブを手にし、リーシュはこのタイトル争いに敗れた。またリッツ・ゲルグルがこの種目の4位となった。

次のダウンヒルでボンのリードが100ポイント以上で首位をキープすれば、彼女の11個目のグローブ獲得となる。『今週末はまだタイトルを獲るチャンスがある。ぜひダウンヒルとスーパーGのタイトルも獲れるよう頑張る。』『今シーズンのポイントはマリアが総合タイトル争いで自分を大きくリードしている。失うものは何もないからリラックスして、楽しんで滑るだけ。もちろん最後まで可能性のある限り総合タイトルは諦めないけど、現実的には厳しいかな。レースに勝てるよう頑張るわ。結果はそれについてくる。』 とボンは付け加えた。

まだ勝負は終わっていない。