NEWS

タルビシオでHEADが表彰台独占。ボン、グローブを勝ちとる!

タルビシオのダウンヒルでHEADが 1 - 2 - 3。 HEADのスピードホリックスらが表彰台を占拠したのは今シーズン初めてではない。アニャ・パーソン、リンゼイ・ボン、そしてリッツ・ゲルグルが表彰台に上がった。しかもリンゼイ・ボンは2位となり、ワールドカップのダウンヒル種目で十分なポイント差を確保し、2日続けてのクリスタル・グローブを確定させた。

アニャ・パーソンにとって今回はワールドカップ・ダウンヒルで6度目の勝利となった。2009年1月、オーストリアのツァウヒェンゼーで初勝利。特に先週膝を怪我した後だったので彼女は満面の笑みを浮かべた。『スタート位置が下がったのが自分にとって若干の運があった。それで最後まで耐えられた。』 と先週オーレで膝を怪我したパーソンは言った。『ゴールした時、ミドル・セクションでの大きなジャンプの後あまりいいフィーリングじゃなかったから今日の勝ちは本当に嬉しい。今年はちょっと頑張ったかな。』 今日の勝利で歴代4位の通算42勝目となった!

霧の影響で、女子の戦いは再びスタート地点が予備スタート地点へと下げられた。スタートする頃には霧が晴れてきたが、決定は覆らなかった。トップシードの先陣を切ってマリア・リーシュがスタート。彼女の左スキーが僅かに乱れる小さなミス。それは彼女のワールドカップ・ダウンヒルへの挑戦に繋げる僅かな希望は他の選手へと託された。リーシュは3位で降りてきたが、すぐに6位まで落ちて行った。今シーズン、彼女がダウンヒルで表彰台を逃したのは僅か2回だけ。

パーソン、ボン、そしてゲルグルは日差しで濡れたコースを攻略した。ボンがスウェーデンのパーソンに奪われるまで首位に立ち、リーシュを後方へ蹴落としたゲルグルが最後の表彰台をゲット。2位となったボンは総合タイトル争いでリーシュに接近してきた。『その点(総合争い)では正しくロングショットだった。でもまだタイトルに近いのはマリアに変わりはないし、自分にはできるだけ多くのレースで勝利を挙げて、前へ前へと行くだけ。失うものは何もないから、プレッシャーもなく滑ることができる。』 とボンは語った。『ドンドン行くだけ。自分のスキーをして勝ちを重ねたい。』

4分の3秒近くリードしてのパーソンの勝利により、2009年以降のHEADレーサーによるダウンヒルの連勝を伸ばした。またボンは4年連続ダウンヒル・クリスタル・グローブ獲得となった。