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ボン、初のGS表彰台を掴む

ボンがスピンドレルフ・ムリンでのジャイアント・スラロームで表彰台を掴んだ。

リンゼイ・ボンはマリア・リーシュとの差を逆転しようと歯を食いしばりポイントを勝ち取った。彼女は恐るべきセカンドランを見せ、順位を大きくジャンプアップさせ3位に入った。このレースに先立って行われたHinterreitでのトレーニング中に激しい転倒があったにもかかわらず、調子は良く、その状況を冗談まじりに話すほどだった。これは同種目で2008年のアスペンでの4位を凌ぐ彼女のキャリアでベストな成績だった。ボンは絶好調だ。タルビシオで3つのクリスタル・グローブを決め、4つめとして狙うは大きな総合というグローブだ。

チェコ北部のリゾート地は雨と曇りという天気は選手らにとって理想的なコンディションではなかった。この種目はあと1レース残っている。フルパワーのボンには誰も彼女のキャリアの更新を否定するものはいない。

『凄くよかった。今までこんなふうに滑ることはできなかった。でも2本とも自分のベストな滑りをしようとトライした。スタートからフィニッシュまでクリーンな滑りを2本そろえることができたのは初めて。こんなに嬉しいことはない。』 とボンは言った。そして暖かい気温と雨にもかかわらず、よく整備されたコースコンディションについて 『本当に良かった。2本目はちょっと荒れてたけど、この気温と雨だから。本当にいいコースだった。自分はこのコースもコンディションも本当に好き。』 と加えた。
リンゼイ・ボンがお祝いムードにあったのは、それが平坦な道ではなかったからだ。ボンはこのところジャイアント・スラロームで頑張ってきた。『ジャイアント・スラロームでいい結果を出せるのを長い間待っていた。2本ともしっかりとした、そしてアグレッシブな滑りをすることが課題なのは分かっていた。レースが終わるまでマリアに起こったことは知らなかった。スタートゲートにいた時、マリアが勝つだろうし、攻撃的な熱い滑りをするだろうと思っていた。今、自分は元気でたくさんのエネルギーを感じる。総合に向けて戦う準備はできているわ。』

マリア・リーシュにとってリザルトリストで一目瞭然のミスをしてしまい、忘れたい一日となっただろう。次のレースはスラロームが控えている。リーシュはここでポイントを失いたくないはず。むしろ大きく加えたいはず。総合でのポイントは現在僅か38ポイント差となった。

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