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キュシュ、レンツェルハイドでダウンヒルのタイトルを勝取る!スビンダルは3位。

キュシュはレンツェルハイドでダウンヒルのグローブを奪取し、スビンダルは表彰台にあがる

来年も現役続行の意志を表明した翌日、ディディエ・キュシュは男子ダウンヒル種目別クリスタル・グローブを勝取った。これで4つ目となり、帝王フランツ・クランマーにあと1つと迫った。この日はドラマ性に富み、本当にたくさんのことが起こったが、最終的には全てのHEADファンの夢が叶った。ディディエ・キュシュが自身4度目の男子ダウンヒル・チャンピオンとなったのだ!

キュシュは最後から2番目にコースへと飛び出した。暖かい気温にもかかわらず、彼は冷たく固いスロープだけではなく、春のコンディションでも力を出せることを見せつけた。早いスタートの選手の多くは太陽、視界の点で有利だった。伝統的なスキーレースが終わり、キュシュがフィニッシュエリアで新たにクリスタル・グローブを手に入れた!フィニッシュエリアの彼のファンが喜びを爆発させた。『見た目は荒々しいけど、内面は神経質なんだ。今日は、本当に、本当に嬉しい。』 とレース後キュシュは言った。

スターの早い選手らの条件が良かったために、キュシュの4位となるパフォーマンスは特別なものだった。仲間のHEADレーサーであるテッド・リゲティはレース後、ツイッターで『(キュシュが)条件の良い時に滑れていれば、1.5秒は違っていたんじゃないか。』 とツイートしている。

キュシュのクリスタル・グローブの他にアクセル・ルンド・スビンダルが3位に入るという良いニュースもある。彼にとってこの数週間は非常にタフなものだったが、強い気持ちを見せて表彰台をゲットし、シーズンの順位を10位までアップさせた。

ヴァルヒホファーはトレーニングでは最速を叩き出したが、ディディエ・キュシュがポイントを獲得しダウンヒルの順位でトップに立った。レースというのはそんなもの。
それぞれ残り1戦となった中での一騎打で、ディディエ・キュシュは価値あるワールドカップ・チャンピオンとなり、また来シーズンも再びその勇姿が見られることは素晴しいことだ!