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キュシュ、レイク・ルイーズで勝利

ディディエ・キュシュは昨シーズン末にスキーレーシングの競技からの引退について長く真剣に悩んだ。たとえ「泥臭い」勝利であっても勝利の感覚はより良くさせるものだ。悪天候が彼の行く手を阻むようだった。しかし、DH通算10勝目を掴むために豊富な経験を生かし、同国のBeat FeuzとHannes Reicheltを僅差でかわした。僅か100分の8秒が3人を分けた!

1つの勝利でシーズンが決まるわけではないが、ワールドカップのダウンヒル・ディフェンディング・チャンピオンにとってタイトルを守る上でこれはパーフェクトなスタートとなった。シーズンは長い。11レースある。それを知っているキュシュはフィニッシュ後この勝利がシーズンにどのような影響を及ぼすか尋ねられても彼は先のことはあまり考えていかった。『フィニッシュした時は信じられなかった。レースは自分が臨んでいた展開だった。』 と話した。“

その後記者会見でキュシュは 『彼らがまだ自分が勝利や良い順位のためにここで戦っていることに腹を立てていないことを願うよ。本当に奇妙だった。トレーニングランは全くダメだった。最初のトレーニングランはあまり良くなかったし、2度目のトレーニングランも2秒ロスした。だから今日自分にグリーンライトが点いたときには笑ってしまうほかなかった。スキーとブーツにたくさんの変更を加え、今朝セッティングをした。そして好天で無風を祈った。最終的には天気も何とかもってくれ、スキーをしやすかった。』

ヨハン・クラリーは6位と2010年以来の結果を出し、彼のワールドカップ・ダウンヒルでの歴代ベスト3となった。ボディ・ミラーは9位に入り、トップ10にHEADレベルズらが3人入った。チェーティル・ヤンスルードは口ひげを携え、ダウンヒルでの自己ベストとなる11位を獲得。

トレーニング中の大雪の後、天候の神様は最高齢のワールドカップ・ウィナーに微笑んだ。彼は雲から陽が差し込んだ僅かな機会に滑ることができた。多くのほかのレーサーは風に悩まされた。キュシュはこれでワールドカップ通算18勝目となる。スピード・シーズンは始まった。

レイク・ルイーズの結果
1. Didier Cuche (SUI) HEAD
2. Beat Feuz (SUI)
3. Hannes Reichelt (AUT)
6. Johan Clarey (FRA) HEAD
9. Bode Miller (USA) HEAD
11. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
14. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
22. Hans Olsson (SWE) HEAD
30. Guillermo Fayed (FRA) HEAD