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ボン、3戦全勝。フェニンガーは2位

ボン、レイクルイーズで3戦全勝。フェニンガーが2位入賞 リンゼイ・ボンがレイクルイーズのスーパーGで優勝し、この週末の3レースを完全制覇。同一会場3戦前勝のハットトリックは、ボンにとって2009年のハウス以来2度目の快挙である。『最高に幸せな気分。ここにくるまで、こんな素晴らしい結果になるとは期待していなかった。とてもタフな1週間だったけど、これこそが私が必要としていたもの。ハットトリックなんて、めったにできるものではない』 とボンは喜びを語った。アニャ・フェニンガーは2位となって、表彰台の2席をHEADレベルズが占める成功をおさめた。

圧勝したダウンヒルに比べれば2位とのタイム差は小さかった。『滑り自体は、これまでのほうが良かった。でも優勝は優勝』 と胸を張る。ボンの精神力の強さ、決して諦めない勝利への執念は他を圧倒する。 『コースの前半はあまり良いフィーリングではなかった。でも後半は限界までアタックした。そのおかげで最終的には素晴らしい1日にすることができた。』 この決断力こそが、ワールドカップで通算45回も優勝する原動力となったのだろう。
『もし私が若い頃、 ”貴方は将来ワールドカップで何十回も優勝できますか?” などと聞かれたとしたら、そんな馬鹿げたことがあるわけはない、と答えていただろう』 とボンはいう。

このところ、健康上の問題を抱えていたアニャ・フェニンガーは、今シーズン初めての表彰台。『こんなに勝てるとは、私自身思ってもみなかった。私は、本当に幸運に恵まれていると思う』 『とても良い滑りだった。とくに急斜面は完璧』 とフェニンガーは語った。『スピードに乗ることができた。今日の滑りには本当に満足している。とにかく完璧だった』 『前半の急斜面ではリンゼイをリードしていたので、ひょっとしたら彼女に勝てるかもしれない、と思った。でも緩斜面での彼女はとても速かった。現在の彼女は絶好調だし、そのボンにわずか10分の2秒差に迫ったのは、とても嬉しい。』

表彰台のふたりの他には、マリア・ホッフル・リーシュが5位、リッツ・ゲルグルが8位に入りトップ8のうち4人をHEADチームが占めた。
次の会場は、ビーバークリーク。本来バルディゼールで行なわれるはずだった大会の代替レースが行なわれる。これはリンゼイ・ボンにとってはホームレースだ。 『ビーバークリークに行くのは、とっても楽しみ。私の家から5分のところで、家族や友人たちに応援されながらレースに出場するなんて、ワクワクする』 と語った。

Results
1. Lindsey Vonn (USA) HEAD
2. Anna Fenninger (AUT) HEAD
3. Julia Mancuso (USA)
5. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
8. Lizzi Goergl (AUT) HEAD
13. Kajsa Kling (SWE) HEAD
16. Anja Paerson (SWE) HEAD
22. Margret Altacher (AUT) HEAD