フェニンガーがバドクラインキルヒハイムでのスーパーGで3位
アナ・フェニンガーは果敢なパフォーマンスを披露し、バドクラインキルヒハイムで自身5度目のスーパーG表彰台に立った。新雪をまとったコースは早朝から晴れ渡り、フランツ・クラマー・コースは選手の挑戦を待っているようだった。フェニンガーのワールドカップ・スーパーG初勝利はファビアンヌ・ステルとティナ・マセに阻まれてしまった。
フェニンガーは前日同スロープで開催されたダウンヒルの10位に落ち込んだが、スタート時にはリラックスできたと話した。『いつもスタート時はナーバスになっているが、今日はそうじゃなかった。』 と説明した。フェニンガーの滑りは非常に積極的で、コーストップの第1、第2スプリットでリード。フィニッシュ前のロングターンでの僅かなミスでリードを失ってしまったが、表彰台を諦めない滑りを見せた。22歳の彼女がフィニッシュラインを通過した時、マセのタイムには届かなかった。しかし、女子ワールドカップを彩る多くの有望選手らを打ち負かした。ファビアンヌ・ステルは彼女の後間もなく滑り下り、今日の最速タイムを記録。
リッツ・ゲルグルの9位は彼女の努力の結果。『滑りはクリーンで、正確だった。でも少し闘志に欠けていた。』 と認めた。
ワールドカップ・スーパーGのリーダーであるリンゼイ・ボンは新年からウイルス性の風邪に悩まされていた。ワールドカップ・スーパーGで彼女が表彰台に上がらなかったのは2009年以降初めてのことだった。ボンは18位で滑り終えた。『自信がなかったし、いつものパワーが出せなかった。まだ本当の自分に戻っていない。次の数日間でしっかりと体を休め、次のレースには本来の自分で戻ってこられるよう頑張りたい。』 と語った。
マリア・ホッフル・リーシュとリンゼイ・ボンは次のイタリア、コルチナ・ダンペッツォでの高速レース(2012年1月14-15日)では状態が良くなっていることは間違いない。リンゼイはまだ総合とスーパーGで首位をキープ。アナ・フェニンガーは今回の3位獲得によりスーパーG種目別順位で2位までアップした。
Result:
1. Fabienne Suter (SUI)
2. Tina Maze (SLO)
3. Anna Fenninger (AUT) HEAD
9. Lizzi Goergl (AUT) HEAD
18. Lindsey Vonn (USA) HEAD
27. Anja Paerson (SWE) HEAD