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ミラー、ウェンゲンでのスーパーコンバインドで3位

ミラーがウェンゲンでのスーパーコンバインドで3位に入る

ボディ・ミラーはダウンヒルで生き生きとした滑りを見せると2万の大観衆の前、続くスラロームで追い上げを見せ、ウェンゲンにおける9度目の表彰台を掴んだ。ダウンヒルでの堅実な滑り、そしてその後の力強いスラロームを披露したイビチャ・コステリッチが優勝。ダウンヒルでトップを獲ったビート・ファウズが2位に入った。ミラーはスラロームでファウズを追ったが、彼の失敗は差が大き過ぎたことだ。

ウェンゲンは全てのレーサーの度胸が試される特別な場所である。気温は低いが、快晴という天候はスーパーコンバインドに絶好条件であり、正しくパーフェクトなクラシック・ウィークエンドの開幕だった。ミラーはダウンヒルでスタートから40数メートル、第2ゲートまでスケーティングをするという爆発的なスタートを見せた。スーパーコンバインド・ダウンヒルのスタートがiconic Hundschopfジャンプの上まで下げられたが、ミラーは直ぐに自分のペースに入った。Bruechkliでのミスにもかかわらず、ミラーはダウンヒルの滑りに比較的満足していた。

スラロームに入るとミラーがチャージを見せる前にテッド・リゲティとチェーティル・ヤンスルードの2人が急斜面を果敢にアタックしたが、表彰台には届かなかった(最終的に6位と9位)。2010年にスーパーコンバイドを制したミラーは再びそれを狙ったが、彼のリードはスプリット毎に少しずつ消え、コステリッチに0.45秒遅れた。ファウズはまだコステリッチにおおよそ3秒以上、ミラーには4分の3秒のリードを持った状態でスタートにいた。ファウズはまさに大きな「壁」に向かって滑らなければならない状況だった。小さなミスにもかかわらず、ファウズはコステリッチに続く2位を確保するに十分な滑りを見せた。

レース後ミラーはダウンヒルでBrueckliターンを台無しにしてしまったと感じ、フラストレーションのたまる日だったと告白した。『もっと上手く滑ることができるのは分かっている。』 と彼は語った。スラロームに関してミラーはスラロームのトレーニングを積んできたにもかかわらず、スタートでバランスを崩し、その後立ち直ったと認めた。1つの大きなミスが全てを台無しにしたと彼は感じた。『つくづくフラストレーションのたまる日だった。』 とミラーは話した。

Result:
1. Ivica Kostelic (CRO)
2. Beat Feuz (SUI)
3. Bode Miller (USA) HEAD
6. Ted Ligety (USA) HEAD
9. Kjetil Jansrud (NOR) HEAD
15. Matthias Mayer (AUT) HEAD
19. Aksel Lund Svindal (NOR) HEAD
20. Bernhard Graf (AUT) HEAD