ボンとホッフル・リーシュがコルチナ・ダンペッツォで表彰台に立った

リンゼイ・ボンはイタリアのリゾート地コルチナ・ダンペッツォで6勝目に手をかけたが僅かなミスとコース上での突風によりイタリアのダニエラ・メリゲッティに勝利を譲ることになった。トップシード最後のスタートのマリア・ホッフル・リーシュは風邪の影響で調子を落としていたがかなり回復した滑りを見せ、3位でフィニッシュ。

コルチナはほぼ完ぺきに近かった。コースの上部で風は吹いていたがTorfane Courseを滑り降りるスペクタクルな光景を台無しにするほどではなかった。このコースは超高速セクションに大きなターンとジャンプが組み込まれている。ここで勝利を収めるレーサーはコルチナでたくさんの勝利を手にする傾向がある。リンゼイ・ボンは5度の勝利と他に6度の表彰台を手にしている。

ボンはコースの上で不運に見舞われた。突風に襲われスピードが落ちてしまったのだ。それでも彼女は勝利を目指してハードアタックを見せた。追い上げを見せたが、差が大きすぎた。『最後のジャンプ前に強い突風に見舞われた。厳しい風で、滑るのが困難なほどだった。でも必死に戦ったので2位にも満足している。いつも快晴で無風ということはないし。』　と滑走後ボンは無念さを語った。

マリア・ホッフル・リーシュにとってこの表彰台は結果以上のものを与えた。『この3位は非常に重要。なぜなら、今シーズン自分にとって高速系で初の表彰台だから。』 とドイツのHEADレーサーは語った。

リッツ・ゲルグルは8位に入り、彼女も風邪の影響を受けたが自分の滑りに喜んだ。『良い滑りができたと思う。ミスはなかったが、ミドルセクションで風を感じた。』　と説明した。

この結果、リンゼイ・ボンは総合レースでリードを広げた。総合でマルリス・シルトに244ポイント、ダウンヒルでリッツ・ゲルグルに127ポイント。

Result:
1. Daniela Merighetti (ITA)
2. Lindsey Vonn (USA) HEAD
3. Maria Hoefl-Riesch (GER) HEAD
8. Lizzi Goergl (AUT) HEAD
10. Anja Paerson (SWE) HEAD